「経済的自由を手に入れ、好きなことをしながら生きていきたい」そんな夢を持つ20代・30代の会社員にとって、「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」は魅力的なライフスタイルです。
しかし、FIREを実現するには、単に節約をするだけでなく、資産を増やすための投資戦略が欠かせません。
中でも、米国株投資は長期的な成長が期待でき、配当収入も得られるため、FIREを目指す人に最適な選択肢です。
本記事では、FIREを目指す会社員が今すぐ始めるべき米国株5選を厳選し、データや計算を交えながら詳しく解説します。
- なぜFIREには米国株投資が最適なのか?
- 米国株市場は長期的に成長している
- 長期投資で資産が増える理由
- FIREを目指す米国株の選び方
- ① 高成長銘柄(資産を増やす)
- ② 安定成長銘柄(リスクを抑える)
- ③ 高配当銘柄(配当収入を得る)
- FIREを目指す会社員におすすめの米国株5選
- ① VOO(バンガード S&P500 ETF)
- ② AAPL(Apple)
- ③ MSFT(Microsoft)
- ④ VYM(バンガード・高配当株ETF)
- ⑤ JNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
なぜFIREには米国株投資が最適なのか?

米国株市場は長期的に成長している
米国株市場は、世界最大の株式市場であり、過去数十年間にわたって一貫した成長を遂げています。
S&P500は米国の主要500社で構成される指数であり、過去50年間で平均約7〜10%の年利成長を達成しています。
期間 | S&P500の年間平均リターン |
---|---|
1980年~2020年 | 約10.9% |
2000年~2020年 | 約7.5% |
2010年~2020年 | 約13.6% |
長期投資で資産が増える理由
FIRE(Financial Independent, Retire Early:経済的自立と早期退職)を実現するためには、時間をかけて資産を増やすことが非常に重要です。
具体例として、毎月3万円を投資して、それが年利7%の利率で運用されると仮定します。この状態を30年間続けた場合、どのように資産が増えるか見てみましょう。
総投資額 = 3万円 × 12ヶ月 × 30年 = 1,080万円
この投資が年利7%で成長し続けると、将来の価値は約4,000万円に達すると予想されます。
元本である1,080万円、さらに約2,920万円の利益が上乗せされることを意味します。
つまり、じっくりお金を考えるのではなく、投資によってお金を「使える」ことで、元本を大きく上回る利益を得ることができるわけです。
FIREを目指す米国株の選び方

高成長銘柄(資産を増やす)
高成長銘柄とは、将来的に大きく成長する可能性がある企業の株式です。
これらの銘柄は頻繁に新しい技術や新しい市場を開拓し、大きなリターンを期待できる一方で、失敗のリスクも含みます。 ただし、高成長銘柄に投資することで、資産の急速な増加を目指すことができます。
安定成長銘柄(リスクを考慮)
安定成長銘柄は、市場で確固たる地位を確立している企業から選ばれることが多く、経済の波に強い安定した利益を持っています。
高配当銘柄(配当収入を得る)
投資家にとって収入源となり、株価の変動が少ない場合でも定期的な収入を提供するため、収益の安定性を高めることができます。
FIREを目指す会社員におすすめの米国株5選

① VOO(バンガード S&P500 ETF)
- S&P500指数に連動するETFで、米国の主要500社に分散投資できる
- 年平均リターン:約10%
- 経費率:0.03%(非常に低コスト)
- 長期的に安定した成長が期待できる
仮に月5万円をVOOに積み立てた場合(年7%の成長)、30年後の資産額は以下のようになります。
▶︎ 総投資額 = 5万円 × 12ヶ月 × 30年 = 1,800万円
▶︎ 将来価値 ≈ 約6,700万円
VOOを中心に積み立てるだけでも、FIREに必要な資産を十分に形成可能です。
② AAPL(Apple)
- 世界最大のテクノロジー企業であり、長期的な成長が期待できる
- 過去10年間の株価成長率:約1,000%
- 配当も支払う:利回り約0.5%
- iPhone、Mac、Appleサービス(App Store、Apple Music)など複数の収益源がある
Appleの売上は、以下のように継続的に成長しています。
年度 | 売上高(億ドル) | 年間成長率 |
---|---|---|
2010年 | 652 | – |
2015年 | 2,334 | +258% |
2020年 | 2,747 | +18% |
2023年 | 3,940 | +43% |
③ MSFT(Microsoft)
- クラウド事業(Azure)とオフィスソフトで安定成長
- 過去10年間の株価成長率:約800%
- 配当利回り:約1%
MicrosoftのAzure事業は年率30%の成長を続けており、今後も拡大が見込まれる。
④ VYM(バンガード・高配当株ETF)
- 高配当の米国株に分散投資できるETF
- 配当利回り:約3%
- リスクが低く、安定したキャッシュフローを確保できる
仮に500万円をVYMに投資すると、年間の配当収入は次のようになります。
▶︎ 500万円 × 3% = 15万円(年間配当)
FIRE後の生活資金の一部として活用可能です。
⑤ JNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
- ヘルスケアセクターの大手で、安定成長
- 配当利回り:約2.7%
- 配当貴族(60年以上連続増配)
▶︎ 医薬品・医療機器は景気に左右されにくい。
▶︎ 長期的な配当収入を得るのに最適な銘柄。
まとめ:今すぐ米国株投資を始めよう!
FIREを目指すためには、長期的な成長が期待できる銘柄に投資することが重要です。
特に、VOOを中心に、成長株(AAPL・MSFT)と高配当株(VYM・JNJ)を組み合わせることで、安定した資産形成が可能になります。以下は今回紹介した5つの銘柄についてのポートフォリオの比率です。
銘柄 | 割合 |
---|---|
VOO(S&P500) | 50% |
AAPL(Apple) | 15% |
MSFT(Microsoft) | 15% |
VYM(高配当ETF) | 10% |
JNJ(ヘルスケア) | 10% |
「時間を味方につける」ために、今すぐ米国株投資を始めましょう!
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